平成8年5月2日に大阪・堺市で実家のガレージを間借りして、鹿児島での大学時代お世話になった、九州・鹿児島のサーフボードメーカーSWELL(スウェル)の看板をあげて「サーフショップ・スウェル堺」としてスタート。平成9年に現店舗に移転。
20周年の節目を機にサーフボードメーカーの看板をおろし、平成27年 SURF SHOP BULBOUS BOW(サーフショップ・バルバスバウ)と改名してリニューアルオープンしました。
オープン当初は、鹿児島で経験した事、人との繋がり、恩を頼りに、また、スウェルサーフボードを関西・大阪で広めたいという強い気持ちで、同じことが都会の大阪でやれるかはわからないけど、「僕ならやれる!」という自身があった。今思えば単純に若いだけかな。。。笑 もちろん、不安も同時にめちゃくちゃありましたよ。九州のサーフボードメーカーの看板で、初関西でオープンしたのに直ぐにシャッター閉めるようになったらどうしよう。。。って!また、関西でスウェルの評判を下げたらあかんっていうプレッシャーも。当初、お店に来店されたお客様はきっと、堅苦しく感じたかもしれないですね。
そんな中、看板をお借りしての営業でありがたい事がいっぱいありました。
しかし、年月が経つにつれてお店を営業する経験値もあがり、いつまでもこのままやったらあかんなあと感じだしました。
本当の意味での独立をせな!と決意し、それなら、人は20歳で成人と言われるんやから20年で成店やと解釈。
ちょうどその頃、子供の頃から「船のデザイン」がかっこええなあ〜って思っていた映画があり、あの船の先にある丸い形状の意味が知りたくなり調べると、その部分がbulbous bow(バルバス・バウ)と知り、その役目に感動する。
そして、新しくショップ名を考えなあかんなあ〜ってなってる頃、よく営業中にショップを抜け出し、バイクで堺港に行ってぼ~っとしながらコーヒー飲みながら海を見ていた。その時、目の前をでっかいタンカーが通過し、「bulbous bow(バルバス・バウ)」を見た瞬間、「ショップ名はこれや!!!」って。
これからはbulbous bow(バルバス・バウ)のように、大きな抵抗はスムーズに流して前進するかのように、もっと肩の力をぬいて前進し続け、生きていこうという思いをこめて、SURF SHOP BULBOUS BOW(サーフショップ バルバス・バウ)と改名しました。
そんなSURF SHOP BULBOUS BOW(サーフショップ バルバス・バウ)を、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
WHAT’S BULBOUS BOW
BULBOUS BOWとは、船の造波抵抗を打ち消すために、喫水線下の船首に設けた球状の突起のこと。
水面下で前方に突き出した構造によって、水面で船首が波をつくるよりも前方にあらかじめ波を生じる。
結果、水面で船首が水を掻き分けて生じる波は、バルバス・バウによって生じた波とは逆位相となり、それぞれの山と谷が打ち消しあうことで波を小さくする。
造波抵抗とは。。。
船首では水面を掻き分けて進む時に波が生じる。この波は引き波と呼ばれ、引き波を生み出すためのエネルギー損失を船が推進する時の抵抗が造波抵抗である。これを小さくすることは、航行速度を高め燃費を改善する重要な要素である。